生徒の目の輝きが
教師たちのやる気を引き出してくれた
総務企画部長 上林秋男
◎事業開始以来、専門学科の代表として20名近い専門教師を取りまとめてきました。まず頭を悩ませたのが、いかに教師が足並みをそろえてプログラムに取り組めるかということでした。研究活動プログラムでコンペ方式を取り入れたのも、競争心を高めて、各学科・コースで切磋琢磨してもらいたいと思ったからです。30回以上も会議を開き、教師の取り組みに対する意見や悩みを聞く機会も設けました。事業を進める中で徐々に意識改革を進めていくしかありませんでした。
学力向上フロンティア校の指定を受け、教師の目つきが変わってきたと感じ始めたのは、6月くらいのことです。以前にも増して生き生きと実習に取り組む生徒たちを見て、教師のモチベーションも高まってきました。結果的に、生徒に助けられた部分も非常に大きかったと思います。
この1年で、学校の雰囲気は大きく変わりました。進学実績が大きく上向き、全国の水産・海洋系高校でも注目されています。ただ、こうした取り組みや実績は、地域の中学生や保護者に十分、浸透しているとはいえません。学校便りやウェブサイトの充実、学校紹介のマンガや冊子を配付するなど、積極的に広報活動を展開していますが、「大学進学なら普通科」という固定観念を突き崩すまでには至っていません。今後は、更に広報活動を充実させて、本校の躍動を地域の方々に知っていただき、安定した生徒募集につなげていくことが目標です。
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