生きたデータの見せ方・つくり方 1年生を高校生にする意識付け
VIEW21[高校版] 新しい進路指導のパートナー
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目標3 新入生の多面的理解を実現する
『VIEW21』編集部ヒアリング結果より
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図3
※上記の加工可能な資料がダウンロードできます
■新入生理解のための面談シート Excelダウンロード(23KB)
データ作成・加工の POINT

入学後、できるだけ早い時期に面談を実施し、生徒をさまざまな観点から把握することは非常に重要である。だが、面談が「教師の情報収集」の場だけになってしまうことは避けたい。また、生徒の抱えている実情をよく知る前に、通り一遍のアドバイスをするような面談になってもいけない。望ましい面談は、教師と生徒が互いの考え、実情を知る場であり、また双方にとって今後の方針を了解し合う場となるものであろう。そこで面談に臨む際には、(3)のような面談シートを各高校の実情や目標に合わせて作成し、あらかじめ記入させておく。多種多様な質問項目を設定することで面談での情報収集の効率性を上げるだけでなく、高校の厳しさを生徒に感じさせたり、日々の生活を見直す観点を理解させる意図もある。生徒が「得るものが多かった」「高校生らしい生活とはどんなものかわかった」と思える面談を実現したい。

プラスαの一工夫
初回の面談は「面談後」こそが大切!
年度当初は行事や会議も多く、十分な面談時間を確保することが難しい時期である。だからこそ、面談後、生徒が語った内容に見合った学校生活が送れているかどうか、生徒の小さな変化を見逃さないようにしたい。日々積極的に声をかけて生徒と面談の内容を確認すれば、「面談で確認し合うことの重み」を生徒が理解し、「常に見てくれているのだ」という安心感を生むことにもつながる。うまくいっている生徒はしっかり褒め、うまくいっていない生徒には、短時間でもよいので話をする場を設け、目標や計画の立て直しなども含めた具体的なアドバイスを与えるなどして、面談の継続性を維持したい。
学年団で面談内容と結果を共有する
学年で押さえるべき指導ポイントを共有するため、面談シートを活用する前に、「重点指導ポイント」を設定しておく。更に塾の利用状況、中学時代の授業の受け方など、選択式の質問も用意しておき、後日、学年で集計すれば、LHRなどで活用できる。また、面談シートは、「進路志望調査」と併せて進級時に次学年に引き継ぐようにする。生徒の実態や成長の記録を客観的に伝える資料にもなるだろう。

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