図1と図2の調査結果から、教師が生徒の家庭学習にかかわる度合いが高まっている様子がうかがえる。こうした現状から推察すると、子どもが家庭で机に向かっている時間自体は増えているかもしれない。しかし、自分から予習や復習をするという意識が低くなっている可能性も考えられる。
高校に入学してくる生徒の中学時代の家庭学習時間を把握するだけではなく、中学校での宿題の頻度はどのくらいか、どのような家庭学習を行っていたのか、生徒の家庭学習に対する考え方や意識なども併せて調べることは、入学時の指導計画を立てる上で重要といえるだろう。 |