「大学受験を目的とする前に、全国の高校生の標準を知ることが模試の第1の目的です。就職希望の生徒も、全国平均値を超えれば就職先が広がります。高校生として当たり前のことを、当たり前にできるようになること。それが全国平均の意味だと何度も生徒と保護者に訴えました」(田中教頭)
それまでは1、2年生で終わっていた模試の全員受験を、就職希望者も含めて3年生の秋まで続けるようにした。
「クラブにはレギュラーもいれば、補欠もいます。それぞれの力に合わせて頑張ることがすばらしい。校内マラソン大会では順位がついて当然です。トップを走る生徒が速いペースで走らないと、全体のタイムは上がりません。これは勉強もスポーツも同じこと。引っ張っていくトップリーダーやまじめな雰囲気をつくる学習リーダーが必要です」(田中教頭)
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