生きたデータの見せ方・つくり方 受験へ向けた3年生保護者への意識付け
VIEW21[高校版] 新しい進路指導のパートナー
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教師の思い、メッセージを生徒に効果的に伝える!
生きたデータの見せ方・つくり方

受験へ向けた3年生保護者への意識付け

指導の重要性

受験を控えた3年生の保護者に対しては、タイミングに応じた情報発信、サポートが他学年以上に重要になってくる。しかし、いつ、どのような情報、サポートが必要になるかは、保護者や生徒の進路観とその醸成のスピードなどによって異なってくる。保護者の状態とニーズをキャッチするためにも、一方通行ではない双方向のコミュニケーションに基づいた働きかけを行うよう留意したい。

※データは、高校の先生方へのヒアリングを基に編集部が作成したサンプルです。
はじめに:保護者の現状とニーズを把握する
『VIEW21』編集部ヒアリング結果より
図1
※上記の加工可能な資料がダウンロードできます
■事前準備シート Wordダウンロード(24KB)
■事前準備シート(集計表) Excelダウンロード(20KB)
データ作成・加工の POINT
保護者が「学校の言っていることは難しい」と思ってしまうと、学校から距離を置かれてしまう。個々のニーズを引き出して、具体的に応えながら、保護者との信頼関係を早期に構築し、保護者が大学受験を子どもの成長につなげられるようにしたい。(1)の「事前準備シート」を保護者会や3者面談の前に配付すれば、回答から保護者の状況が把握でき、上記のようにタイプ分けによって面談で対応すべき内容が見えてくるだろう。クラスや学年の動向を数値化して保護者にフィードバックすることで、双方向性を維持してはどうだろう。
プラスαの一工夫
保護者の反応に具体的行動で応える
(1)のような「事前準備シート」を活用した際に大切なのは、保護者の反応に教師も具体的な行動で応えることである。忙しい中、学校の求めに応じて記入したのにそれに対して何のフィードバックもなければ、学校の取り組みに対しての反応も次第に鈍くなってくる。保護者全体の特徴が見えてくる結果は、データ化して保護者会資料や学年通信に盛り込み、今後維持すべき点や改善点などを周知する。個別に回答する必要のあるものに関しては関連資料などを添えて3者面談当日に言及するなど、多様なニーズに応えたい。また、どのケースにどの資料を用いるか、担任団で情報交換することで、面談のスキルアップにつながるだろう。

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