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タイプⅠ:「漠然とした不安を抱える保護者」への対応
『VIEW21』編集部ヒアリング結果より
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データ作成・加工の
POINT |
(1)の事前準備シート(前ページ)のフリーアンサーから、「入試に向けて漠然とした不安を抱えている」と分析された保護者に対しては、「大学入試に向けた取り組みといっても、特別なことを行うわけではなく、日々の授業と予習復習を中心にした対策が基本になる」ということを説明する。3点固定(起床時間・学習開始時間・就寝時間)を基本とした日々の生活のリズムを整え、予習・授業・復習の学習サイクルを確立すれば、例えば(2)のように成績は秋以降に上昇することを示したい。そして、(3)で教師の指導力や進路指導体制が生徒の頑張りを支え、一定の成果を出していることを伝える。また、(4)のように最近の学部・学科の動向など、進路選択のための情報を提供することも重要だ。まず、自校の生徒に人気のある地元大の情報を紹介しながら、他地域の大学の動向も織り交ぜ、保護者の視野を全国へと広げていきたい。 |
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プラスαの一工夫 |
「受験生の保護者」としてのポイントを提示する |
学校としては、受験生の保護者にまずこれだけは知っておいてほしいというポイントを具体的に提示すると、不安の払拭に効果的。07年度4月号の本コーナーの「『受験生の保護者』として知っておきたいポイント」などが参考になるだろう。特に、初めて受験生を持つ保護者には、複雑な入試システムを一度に理解してもらうことは難しいが、理解に努める姿を見せることが、子どもの安心感や粘りを育むことを伝えたい。 |
大学・学部情報は
学年団でまとめる |
大学・学部情報については、1人の教師がすべての学部系統の状況をまとめようとすると、負担が大きくなってしまう。学年団で分担して作業するなど、個々の作業の負担を少なくするようにしたい。なお、保護者向けの大学・学部情報は、あくまで最新の大学情報への興味を喚起することと、遠方を含めた全国の大学を視野に入れることである。学部系統の動きを総論的にまとめる必要はなく、一例を挙げて「最近はこんな新しい学科ができている」「遠方にもこんな魅力的な大学がある」ことを知るきっかけづくりという観点から簡潔な資料を作成したい。 |
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