(1)事前準備シート(P.1)のフリーアンサーから、「合格可能性に興味を持っている」と分析された保護者は、入試の仕組みなどに対して一定の知識と理解を持っている半面、模試の結果に一喜一憂しやすい傾向がある。そのようなタイプの保護者には、生徒の志望大の入試特性や本人の学力特性に踏み込んで、合格までのプロセスへの理解を求める。(5)のデータを用いて、大学・学部ごとに入試特性があることを説明すれば、「志望大の入試科目・配点などの特性を把握した上で、総合点で合格ラインに達するように、生徒は計画的に入試対策に取り組んでいること」を理解してもらうことができるだろう。同様に、(6)のように模試の成績推移から生徒個人の学力特性を分析し、各教科・科目の強み弱みが入試にどのような影響を与えようとしているのかを見通せるように話をしてみるとよいだろう。
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