生きたデータの見せ方・つくり方 受験生にするための3年生1学期の意識付け
VIEW21[高校版] 新しい進路指導のパートナー
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目標4 「受験生の保護者」になってもらう
『VIEW21』編集部ヒアリング結果より
図6
※上記の加工可能な資料がダウンロードできます
■「受験生の保護者」として知っておきたいポイント Excelダウンロード(20KB)
データ作成・加工の POINT
保護者の受験に対する意識を高めることも、今後の志望校決定や出願指導に向けて重要になってくる。複雑な入試制度について、保護者にどの程度の知識を求めるかの判断は難しいところだが、「国公立大を目指す場合」「私立大を目指す場合」など、志望によって知っておくべき情報が選べるような仕組みで情報を提供したい。また、学年通信や保護者通信に、保護者の理解を深めるためのポイントを掲載するのもよい(6)。その中に、受験生の保護者として必要な心構えを理解してもらうための項目を盛り込むのも有効だ。
プラスαの一工夫
大切なことは繰り返し伝える
進路指導部とタイアップし、保護者会や学年通信で「この時期に最低限これだけは知っておいてほしい」というメッセージをこまめに発信する。保護者会などで出された質問や要望は学年で共有し、生徒・保護者に還元したり、受験知識や受験情報を定期的に繰り返し発信したりするなど、入試への理解を深めてもらう工夫を重ねたい。
卒業生の進学実績を伝える
保護者には、子どもは今の状態で果たして志望校に合格できるのかどうかが最大の関心事だ。そこで、卒業生がどのような進路に進んだかをしっかり伝える(06年度4月号本コーナー参照)。単に「○○大に何名合格」と伝えるのではなく、どのような生徒がどのような結果を収めたかを盛り込むと、保護者の安心材料になるだろう。

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