チャレンジするすばらしさを伝えていきたい
進路指導部 郡正樹
◎本校に赴任したとき、最初に感じたのは生徒の自己肯定感の低さです。生徒を指導すると、すぐに「無理です」という返事が返ってくる。重ねてアドバイスをすると、今度は「でも……」となる。自分に自信が持てずに、安全な方向に流れたがる。自分自身を高めようとする意欲を育てる必要性を痛感しました。
本校に赴任する前、教育相談について一通り学んでいたこともあり、初めてSGEやコーチングに接したときも、違和感なく受け止めることができました。SGEでは最初、うまくグループをサポートすることができず、生徒が泣き出してしまうこともありました。何度か続けていくうちに、そうした「事故」を事前に回避することができるようになりました。
また、これまでは自分の面談について、あまり省みることはありませんでした。コーチングスキルを身に付けたことによって、自分の面談を客観的に振り返られるようになりました。改革を通して、自分自身が成長していることを実感しています。
本校の改革は、形になりつつあるという手応えを感じています。夏休みに登校して自習する生徒の姿も見られるようになりました。私が赴任したころにはなかった光景です。そうした生徒が1人でも増えるよう、これからも挑戦することの大切さを伝えていくつもりです。
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