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【調査分析】
中・高・大の接続の課題
データで検証する「中学→高校」「高校→大学・社会」の現状
中・高・大の接続部分で、今、どのような環境変化が起きているのだろうか。
各種のデータを通して、その接続の現状を見る。
少子化などを背景に多様化が進む高校
表
にまとめた通り、生徒数の減少などを背景にした一連の高校改革や入試改革、中学校の評価方法の変更など、高校を取り巻く制度的な環境の変化は著しい。これらの変化は、中学生・高校生の意識や学習態度にさまざまな影響を与えている。
図2
は、小・中・高校生の平日の家庭学習時間の推移を示したものだ。1日30分以内しか学習しない(ほとんどしない生徒も含む)高校生は約4割おり、その割合は年々増えている。しかも、小・中学生よりも高校生の方が、家庭学習時間が少ないという現実が浮かび上がってきた。
中学→高校 接続の課題
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