上野信雄 教授
Ueno Nobuo 東北大大学院応用物理学専攻博士課程修了。 学術振興会奨励研究員、千葉大工学部助手、 ドイツ電子シンクロトロン研究所AvH研究員、 千葉大工学部助教授等を経て、 現在、千葉大大学院融合科学研究科教授。 千葉大先進科学センター長、 文部科学省グローバルCOEプログラム 「有機エレクトロニクス高度化スクール」拠点リーダーを兼務。
パソコンや携帯電話など電気製品の心臓部といえるIC(集積回路)を構成する半導体は、シリコンや金属などの「無機材料」で作られるのが一般的だが、新たな材料として「有機材料」が注目されている。従来は主に化学の分野で研究されていた有機材料だが、千葉大の上野信雄教授は早くから有機材料の可能性に着目し、物理学の視点からアプローチ。その機能を解明しようと、新たな実験方法を開拓しながら研究を重ねている。