生きたデータの徹底活用 2年生夏の進路意識向上と生活習慣の確立
VIEW21[高校版] 新しい進路指導のパートナー
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熱い思いで生徒、クラス、学年の心を揺さぶる!
生きたデータの徹底活用

2年生夏の進路意識向上と生活習慣の確立

2年生進級時に決意した「リセット」の思いも、次第に薄れてくるこの時期。
夏休みを有意義に過ごし、2学期以降の中だるみを防ぐために、
進路意識の向上と基本的な生活習慣の維持という観点からアプローチを行いたい。

※データは、高校の先生方へのヒアリングを基に編集部が作成したサンプルです。
1:オープンキャンパスで進路意識を向上させる
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※上記の加工可能な資料がダウンロードできます
■オープンキャンパス活用シート(事前準備シート) Wordダウンロード(35KB)
■オープンキャンパス活用シート(事後報告シート) Wordダウンロード(35KB)
■オープンキャンパスのポイント Excelダウンロード(24KB)
データ活用のねらい
 2年生の6月中旬~7月下旬の時期は、何となく過ごしている生徒と、目標を持ち前向きに過ごしている生徒の二極化が顕著に表れる。夏の長期休暇をいかに過ごすかは、高校3年間の質を決める上でもとても重要だ。しかし、2年生に対して危機感をあおり学習に向かわせる指導は、この時期はまだ効果的ではない。むしろ、進路意識を高めるような経験をさせることで、充実した夏休みを過ごすように指導したい。そこで、オープンキャンパスを活用する。
 近年、多くの学校で、2年生の夏休みにオープンキャンパスに参加させる指導を行っている。ところが、「オープンキャンパスに行かせてはいるが、期待するほど進路意識が高まっていない」「大学の雰囲気だけで進路を固めてしまった」など、うまく活用できていないケースも多いようだ。夏休み前からの意識付けで、オープンキャンパスを意義あるイベントにし、生徒の進路意識を高めたり、進路選択の課題に気付かせたりしたい。
データ活用の流れ
 まずは、LHRなどで、オープンキャンパスに向けて事前準備シート(図1①)を作成させる。オープンキャンパスにただ漫然と参加するのではなく、目的意識を持って出かけられるような設問項目を設定することがポイントだ。また、7月に模試を実施しているのであれば、志望校検討と併せて作成させるとよいだろう。
 事前準備シートはいったん回収して担任がチェックする。特に、「何を見る?」「知りたいこと聞きたいこと」の設問については、その理由まで書かせるようにする。その際、図2を使用し、当日にチェックするポイント例を認識させるとよい。また、参加後の事後報告シート(図1②)は、クラスでの掲示や学年通信に掲載するなど、1人の生徒の経験をクラス、学年で共有する。
<活用例>
チャート
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