特集)自立を支える「学校」と「家庭」の連携
木村峰康

▲山口県立下関西高校校長

木村峰康

Kimura Mineyasu
教職歴35年。同校に赴任して2年目。「生徒一人ひとりが、志望を実現しながら人間的に成長してほしい」

VIEW21[高校版] 新しい進路指導のパートナー
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進路希望調査、進路検討会、 三者懇談を実施

 同校では、進路希望調査→二者面談→進路検討会→三者懇談という流れを、学期に1度、年3回行う(1・2年生の三者懇談は年2回)。生徒の把握と、教師の目線合わせをしっかり行った上で、保護者との交流や情報発信をこまめに行う。
 最大の特徴は、二者面談・三者懇談を充実させるために、毎学期、進路希望調査と進路検討会を実施し、教師の目線合わせを行う点だ。進路希望調査と二者面談により、生徒一人ひとりの希望進路や家庭学習時間、通塾状況などを把握する。これらの情報に加え、模試の成績、定期考査の成績、評定などを基にして、校長、教頭、進路指導部長、学年団が集まる進路検討会を開き、生徒をどう伸ばしていくかを検討する。
 進路検討会を効率よく進めるために、担任はあらかじめ生徒の課題や問題点を整理し、良い方に伸ばしたい生徒、課題がある生徒、順調な生徒それぞれのリストを用意して検討会に臨む。

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