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2:あきらめかけた生徒の学習意欲を高める
自分を振り返らせることで、課題を発見させる
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※上記の加工可能な資料がダウンロードできます
■模試成績の振り返りをさせ、新入生へのアドバイスを作成させる
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同級生や先輩の事例に学ぶ
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■7月模試と11月模試の校内順位上昇者の例
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■卒業生の1年次の冬の平均学習時間
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データ活用のねらい
:過去を振り返らせ、具体的な行動へ
4月からの自分の学習スタイルを振り返らせる●
冬休み前の12月中に、これまでの学習スタイルを振り返ることで、今後どのようにしていけば良いかを生徒に考えさせたい。入学直後に提示した高校生としての学習方法が定着しているかも確認する。学習に対する具体的な課題意識を持たせて、冬休みを迎えさせる。
生徒のアクションにつなげる具体的なやり方を提示●
定期テストや校内模試、校外模試などを複数回実施してきて、生徒は自分の学力的な位置が大体分かってくる。特に、成績中下位層には、あきらめかける生徒も多い。「最低限これだけは」という課題を学年で統一して与え、毎日チェックするなど、中下位層の生徒には、学習のペースメーカー的な役割を果たしたい。また、日々確実に学習をこなすことで、小さな達成感を味わえる機会を提供することもできる。
データ活用の流れ
:自分を分析し、事例に学ばせる
模試の振り返りを生かして学習意欲を高める●
まず、模試の成績推移を振り返らせ、今後の意気込みを書かせる。次年度の1年生へのアドバイスとして、客観的な視点で書かせることもできる。そうすることで、自分の学習の仕方を再度確認させると共に、2年生への自覚を持たせる。なお、この時のアドバイスは、模試だけに限らず、部活動、生活など、自由なテーマにした方が、生徒は書きやすい。冬休みの宿題にしても良いだろう。後日、
図3
のようにまとめて配布することで、生徒の意識付けの資料になる。
成果が出ているデータと具体的な学習方法を提示●
あきらめかけている生徒には、「自分もやればできる」という意欲を持たせるため、同じような状況だった同級生や先輩のデータを活用するのが良いだろう。ただし、単に偏差値の推移などを紹介するだけではなく、その生徒の学習時間に変化が見られた時期ときっかけや、具体的な学習方法なども併せて紹介することが重要だ(
図4、5
)。
さまざまな具体的な学習の仕方を紹介
※
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