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改訂の背景と趣旨を理解する |
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今回の改訂では、総則で「基礎的・基本的な知識・技能」「思考力、判断力、表現力」「主体的に学習に取り組む態度」など目指すべき学力観が明示されました。それに伴い、各教科・科目等で「知識・技能の活用」や「言語活動」などが重視されています。
しかし、「活用」や「言語活動」はそれ自体が目的ではなく、それらを通してどのような力を身に付けさせたいのかという点を明確にしないと、改訂の趣旨は生かされません。学習指導要領及びその解説をしっかり読み込み、何のために「活用」や「言語活動」を提示しているのかを理解しておくことが大切です。
教育課程の移行期の課題は、学習指導要領の狙いや求められる学力観、学習指導観をしっかり理解することです。今回の改訂でいえば、「活用」や「言語活動」充実の背景には、PISA調査等の結果から明らかになった日本の高校生の課題があります。高校生の学力の課題を解決するための一つの方向性として改訂が行われたことを十分に理解した上で、教育課程の編成や授業の工夫をすることが大切と考えます。 |
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