未来をつくる大学の研究室 クロマグロの特性を解明し配合飼料の開発から安定供給を目指す
滝井健二 教授

滝井健二 教授

Takii Kenji
高知大大学院農学研究科修士課程修了。 専門分野は魚類栄養学、栄養生理学、栄養化学。 高知大農学部教務補佐、近畿大水産研究所助手、同研究所助教授を経て、近畿大水産研究所・大学院農学研究科教授。 研究テーマは、魚類用配合飼料の代替タンパク源、魚類の消化吸収およびエネルギー収支、魚類の栄養素代謝。

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未来をつくる大学の研究室 24
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近畿大 水産研究所 滝井健二研究室
クロマグロの特性を解明し配合飼料の開発から安定供給を目指す

近畿大水産研究所は、2002年に世界で初めてクロマグロの完全養殖を成功させ、07年にはこれを「近大マグロ」と名付けて販売を始めた。クロマグロ養殖の研究は30年余りにわたり、21世紀COEプログラムから08年度にはグローバルCOEプログラムにも選定された。滝井健二教授は、その中でも魚の生育に欠かせない飼料の開発を担当。餌だけでなく、魚の生態にも着目し、クロマグロが好む飼料の開発に成功した。滝井教授に研究の苦労と飼料開発の意義について聞いた。

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