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「始めにパソコンありき」にならない実践 |
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岡崎市の学習情報指導員である杉浦修先生は、藤川小の実践についてこう語る。
「パソコンもソフトも“道具”なので、特徴を生かして効果的に使うことが大切です。できるだけ、直接体験させることを心がけ、大きさや時間などの制約から実物を見たりさわったりすることができないものはパソコンを利用する。その点、同校の実践例はネットワークのよさを生かしたり、よく考えられていると思います」
前述した「活性化のための取り組み」も含め、同校の実践に共通しているのは、「始めにパソコンありき」になっていない点だろう。そんな同校が今後の課題と認識しているのが、「ある先生がつくったソフトと同じようなものを、翌年ほかの先生がつくったりしている。もっと効率的に蓄積して使えるようにしたい」(天野先生)ということだ。
校内LANを活性化したときと同じように「使う教師の立場に立った」発想で、同校は、この課題の解決に向けて取り組んでいる。 |
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