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保護者の力を借りて地域に根ざした継続的な活動に
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また、さつきが丘小学校では以前から、読み聞かせのボランティアが多数来校するなど、保護者・地域との交流の下地がある。そして、コミュニケーション能力に関する試みに対して、保護者の評価も高い。学校で行ったアンケートでも、もっと続けてほしいという声が多く聞かれた。取り組みをより多くの保護者に理解してもらうため、授業公開のときなどに子どもたち同士で討論させるような工夫をしている。
「さつきが丘小のコミュニケーション能力育成に対して誇りを持っている保護者が多数いらっしゃいます。そうした方々に、取り組みの力になっていただきたいと思っています」(渡辺校長)
例えば、現在は読み聞かせを行っているが、事前に研修をして「読書へのアニマシオン」も行ってもらうなどである。地域や保護者が子どものコミュニケーション能力を育てる土壌ができれば、たとえ教師が他校へ移ったとしても、活動を継続し、発展していくことができるという考えだ。
「保護者の方のなかには、教員免許を持っている方も多いです。将来的にはこうした方々の協力を仰いでいきたいですね」(渡辺校長)
コミュニケーション能力という幹が太く、たくましく地域に根を張るように、さらなる発展を目指すさつきが丘小の取り組みに、今後も注目していきたい。
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