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デジタルビデオを使って自分の姿を客観的に見せる
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生活科や「総合的な学習の時間」ばかりでなく、教科学習におけるIT活用も進められている。その中心となっているのは研究主任の辻和久先生。プラズマディスプレイなどの機器を教室内に試験導入するなど、効果的なIT活用の研究を行っている。そんな辻先生の2年生国語の授業を見てみよう(次ページ参照)。
印象的だったのは、デジタルビデオカメラを片手に子どもたちが文字を書くようすを撮影する辻先生のフットワークのよさと、自分たちの姿を映像で見たときの子どもたちの反応のよさ。デジタルコンテンツで示した模範の姿勢と比べて、正しい姿勢の子どもには「すごい!」という歓声を上げ、また、画面の中の自分の姿を真剣なまなざしで見つめる姿も見られた。
「子どもは、自分の姿を見る機会が少ないですから、ビデオに撮って見せるとたくさんの気づきがあります。例えば作文を朗読させる姿を撮って見せると、『自分はこんな声をしているんだ』と驚いたり、『こんなに早口では相手に伝わらない』と気づいたりする。音を消して映像だけ見せると、『下向いてちゃダメだね』など、焦点を絞って見ることができる。自分を客観的に見るためのツールとして、ビデオは効果的だと思います」(辻先生)
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