データから見る教育 親との会話が子ども同士の関係に影響する!

VIEW21[小学版] ともに語る、考える。ベネッセの教育情報誌
  PAGE 1/4 次ページ

データからみる教育

親との会話が子ども同士の関係 に影響する!

「第1回子ども生活実態基本調査報告書」より

人間関係の構築やコミュニケーションを苦手とする子どもの割合が増えてきている。ここでは、ベネッセ教育研究開発センターが行った子どもの生活実態についての調査結果から、親子間の人間関係を中心に紹介する。

1 親との良好な人間関係は学習によい効果をもたらす

  図1は、小学生が父親・母親と「よく話をする」+「ときどき話をする」割合を5項目について成績別に示したものです。成績が上位になるほど、全般的に親とよく会話をしていることがわかります。成績上位と下位の間では、ほとんどの項目で父親・母親とも10ポイント以上の差があり、中でも、「社会のできごとやニュースについて」という項目で、差が大きくなっています。小学生の段階では、親とのさまざまな会話が、学習によい効果をもたらす可能性をこの結果は、示しているようです。
図1

  PAGE 1/4 次ページ