市教委も「輝く学校づくり」の大きな看板を校舎前に設置する(写真2)など、学校単独では実施が難しい支援を行った。
「保護者が来校したとき、『あの看板は何?』と目に留まりますから地域への大きなPRになります。この事業に限らず、普段から市教委には多角的にアドバイスをしてもらっています。東海市は市教委と学校のつながりが密な自治体だと思います」
今後は、地元に伝わる猩猩を継承するだけでなく、名和小オリジナルの猩猩・お囃子・踊りの創作などを目指す。全国への発信も視野に、発表の機会を広げていく考えだ。
「税金を使い事業を行うわけですから、『有形』の結果は残さなければなりません。同時に、『無形』の成果も出ると思います。子どもたちが将来地元を離れても、猩猩について誇りを持って説明できるようになってもらいたいですね」(滝上校長) |