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教科学習の理解を深めさせる手段として動画を活用する
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喜茂別小学校で本格的にIT活用が始まって3年目となる06年度は、教科学習でもIT活用を始めた。例えば、国語では漢字の書き順、理科では天体の動き、体育では器械体操の試技を、パソコンの画像で見せたりしている。動画なら、動きのあるものや音声もリアルに伝えることができる。そうしたITならではの機能を生かせる使い方を心がけているという。また、調べ学習の手段としても積極的に活用している。
「いろいろな教科の中でITを生かして、子どもたちの学力向上につなげていきたいです。そのための教材開発にも力を入れていきます」(渡辺先生)
教師のITに対する苦手意識も薄れてきた。
「新しい機器が導入されたときは、教師全員がそろってITサポーターの説明を受けることで、機器を授業に生かせるようにしています」(渡辺先生)
しかし、情報教育の年間指導計画には改善の余地がある、と渡辺先生は感じている。子どもたちのパソコンの技能は、学校での情報の学習だけではなく、家庭でのパソコン環境が大きく影響しているという実感があるからだ。学年別の到達目標の設定にも迷うことがあると話す。
入学当初から現在の年間指導計画の下で学習してきた今の3年生と、それ以前の3年生とを比較すると、今の子どもたちは格段にパソコンスキルが向上している。具体的な到達目標を設定し、ITサポーターとの連携で作り上げられてきた指導態勢は、今後も着実に改善され、成果を上げていくことだろう。 |
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IT活用の成功ポイント |
point1 |
サポーターなど、
外部との協力関係を確立 |
クラスごとに進めていた指導を変え、ITサポーターの支援を受けるなど、外部人材との協力態勢を整える |
point2
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到達目標を設定し、
年間指導計画に沿った指導
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到達目標を明文化した各学年の指導内容を体系化して指導にあたったことで、着実なスキルアップに成功した |
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