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地域の支えでAETを独自に採用 |
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南小学校が特色のある学校づくりのテーマの1つとして英語活動を掲げたのは5年前。全学年で週1時間、3年生以上は「総合的な学習の時間」を、1、2年生は標準時数外の「ゆとりの時間」を英語活動に充てる。指導は全クラス、紫竹先生とAETのチームティーティングが基本で、学級担任はサポート役を担う。紫竹先生は、今は英語専科だが、もともと英語教育が専門というわけではない。3年前に算数の少人数加配で赴任し、前任者の異動に伴い06年度から英語活動を担当している。
南小学校で活動するAETは5人。毎日1人が来校する。各学年3~4クラスあるが、学年ごとに英語活動の曜日を決め、AETの担当学年は固定させている。実は、05年度までは5人のAET全員が市からの派遣だったが、他校のニーズの高まりを受け、06年度は3人に減った。そこで、地域の支援者らでつくる「愛校会」の会費や県や市の外部人材活用関連の補助を活用し、学校独自で2人を採用した。
「待遇面が厳しいため、あちこち声をかけてやっと引き受けてくださる方を見つけました。そのうちの1人は本校の保護者でハワイ出身の方です」(鎌滝校長)
英語活動を担える教師を広げていくため、07年度は、各学年の学級担任1人を英語活動担当とし、その学年の全学級の英語活動を受け持つ学年別の「教科担任制」の導入を検討している。
「学級担任は担当学年の子どもをよく把握しているため、より実態に即した指導ができます。子どもにとっても、学級担任の方が親しみやすく、受け入れやすいでしょう。私はAETやボランティアの方との渉外や全体的な準備などを担当することになると思います。保護者にも引き続き協力してもらいながら、どの教師でもできる英語活動の体制づくりを進めていきたいと考えています」(紫竹先生) |
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