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「サポート担当予定」を決め、万遍ない支援を実現 |
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外日角小学校では、校務の効率化にもICTを活用。教材、指導案、研修資料、会議資料・議事録など、授業や校務に役立つ情報や書類をデータ化して蓄積し、その整理を進めている。
「ICT環境が整ってから10年が経ち、どの教師もICTに前向きに取り組んでいます。データも多数蓄積されているので、サーバー内のデータ管理をしっかり行い、効率化に努めています」(小田先生)
こうしたICT活用の支援のため、外日角小学校では、06年度にベネッセのICTサポーターを導入した。サポーターの来校は月2回で、主にパソコン教室で行う授業の準備や支援にあたる。また、教師からの質問やトラブルへの対応なども行う。
サポーター導入初年度は、授業支援へのニーズは高いもののサポーターの来校日が限られているため、スケジュール調整に苦慮していた。また、「サポーターに頼みたいことがあるが、どうすればよいのかわからない」という雰囲気もあったという。
しかし、今年度は月別に「サポート担当予定」(図3)を決めたことで、学年・クラスに偏りなく支援が行き渡るようになった。教師も積極的に質問を出すようになり、教師とサポーターの協力体制が確立してきている。サポーター導入のメリットについて、小田先生はこう語る。
「教師の要望に応えてくれるだけでなく、『こんな方法がある』『こんなソフトを使ってみては』という提案や、他校の実践例の紹介もしてくれるので、アイデアが広がります」
教科へのICT活用も、教師の要望に対してサポーターがソフトの提案をする形で実現したものだ。
「サーバー内のデータ整理」「サポート担当予定の作成」等の工夫は、何気ないことのようだが、ICT活用の促進には重要な配慮といえる。 |
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