ベネッセ次世代育成研究所は、ベネッセコーポレーションのシンクタンクとして2006年1月に設立された。 主に就学前の親子やそれを取り巻く人たちに焦点をあて、妊娠・出産、育児、幼児教育・保育に関する学術的な調査・研究や体系的な理念の構築に取り組み、社会や事業への還元を目指している。
少子化が論じられるようになって久しい。2006年の合計特殊出生率は1.32と、過去最低だった05年の1.26より回復したが、回復傾向が持続的であるかは予断を許さない。少子高齢化、人口減少社会の到来、核家族化の進行、女性の社会進出など、社会環境の変化が加速し、家族の在り方や親子関係を含めた子どもの成育環境は大きく変化している。 ベネッセ次世代育成研究所は、子どもの成長と男性にも女性にも子育てしやすい環境づくりという視点から調査・研究を行っている。
◎当研究所は、インターネット上の「子ども学」研究所であるチャイルド・リサーチ・ネット(CRN)の運営も行う。CRNは日本語・英語・中国語で発信しており、学際的・国際的な研究活動を通して、「子ども学」研究の充実と深化を目指している。