明日から使えるICT講座 第2回 プロジェクター・電子黒板

VIEW21[小学版] ともに語る、考える。ベネッセの教育情報誌
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主な拡大提示用ICT機器の特徴比較
プロジェクター
◎スクリーンに画像を投影する
◎広い教室などにも対応可能な大スクリーンに拡大できる
◎軽くて運搬が楽
電子黒板
(プラズマタイプ)
◎テレビ型のモニターに画像を映す
◎色の再現性が高く、画像が鮮明
◎画面に手書きができる
事例1動作の手本として 動画を大きく見せる
活用場面
バスケットボールのパスとシュートの基本的な動作を学ぶ
(3年生・体育)
 
写真
まず1人ずつ、実際に「ジャンプシュート」「チェストパス」「バウンズパス」をさせ、うまくできないことを実感させます。  
動きのモデルとなる動画をプロジェクターに投影して確認。一時停止やスロー再生を駆使して、ポイントの解説をします。  
再度、練習させます。動画で確認したポイントと、自分の動きの違いを確認し、正しいフォームができるよう指導します。  
   ※写真提供/北海道石狩市立生振(おやふる)小学校
事例2映像による疑似体験によって理解を深める
活用場面
活用場面台風が起こるとどのような影響があるのかを考察する
(5年生・理科)
 
写真
海付近の台風の映像を見せ、それをきっかけに、その他の場所にどのような被害が出るかを予想させ、子どもたちの考えを黒板に記します。  
予想させた後、電子黒板(大画面プラズマテレビ)を使って台風による実際の被害の映像を視聴させ、予想を検証します。映像は鮮明で再現性も高いため、子どもには強く印象に残るでしょう。これにより、経験したことのないことへの理解を促します。  
   ※写真提供/北海道札幌市立美しが丘緑小学校、(財)日本視聴覚教育協会
事例3授業進行の道しるべとして 教科書を大きく見せる
活用場面
「1桁の整数×1の位が0の2桁の整数」の計算を学習する
(3年生・算数)
 
写真
プロジェクターで黒板の右側に教科書を映し、クラス全員に授業の進行が一目でわかるようにします。投影した教科書の重要箇所にはチョークで印を付け、注意を促します。黒板の左側には、本時の課題と立式のための考え方を板書し、授業終了まで残しておきます。  
授業の終盤に、プロジェクターを止めて(レンズ前にあるシャッターを閉じるだけ)、代わりに子どもが練習問題の答えを書くための作業スペースとして使用します。  
   ※写真提供/北海道石狩市立生振(おやふる)小学校
事例4拡大提示した教科書を使って 解答のプロセスを共有する
活用場面
活用場面「分数×整数」「分数÷整数」の発展問題を学習する
(6年生・算数)
 
写真
教科書の発展問題をデジタルカメラで撮影し、パソコンに取り込んでおきます。これをプロジェクターなどでスクリーンに拡大提示します。  
提示した発展問題を説明し、学習活動の見通しを持たせてから、各自の教科書に考えや答えを書き込ませます。  
提示された教科書の画像に、子どもがマーカーで解答を書き込みながら答え合わせをします。全員が同じ画像を使って作業しているので、解答のプロセスの共有が容易にできます。  
   ※写真提供/山形県川西町立犬川小学校

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