書いたものを通じて、子ども同士の交流を深める試みも取り入れた。
2年生の菅野先生のクラスでは、国語科で学んだ「今週のニュース」をこの4月から続けている。月2回、朝の15分を使って、「みんなに知らせたいこと」をテーマに一人100字前後のニュースを書く。ニュースの内容は、家族との外出やペットのことなどさまざまだ。
「ニュースには、普段見せない子どもの一面が表現されていることがよくあります。毎回、『この子はこんなことを考えていたのか』という新たな発見があります」(菅野先生)
そして、時間内に友だちの書いたニュースと交換して読み合う。その後、廊下に面したドアに設けられた「今週のニュースコーナー」に貼って「休み時間に友だちのニュースを読もう」と声をかける。ニュースを読んだ子どもは、「お返事メモ」に感想を書き、友だちのニュースの下に貼っていく(下図参照)。 |