理科に限らず、得意分野や専門知識を生かして「サイエンスニュース!」のような情報発信をしたい、と思う先生もいるだろう。しかし、授業や校務に多忙な中で定期的に発行するのは難しいと、思いとどまるかもしれない。
発刊から9年目を迎えた「サイエンスニュース!」。宇都宮先生は続けるコツを「自分自身が楽しむこと」と話す。
「『サイエンスニュース!』を書くことは、私自身にとっても得ることが多く、負担には感じていません。むしろ楽しいですね。ニュースを書くためにいろいろな本を読みたい、学びたいと、学ぶ意欲にもなっています」
続ける上で何よりも励みになっているのは、保護者や子どもからの感想だ。
「普通、受け持ちの学級以外の保護者と話す機会はなかなか無いものですが、面識のない保護者から『サイエンスニュース!』のあの話は面白かったです、と声を掛けられることが増えました」
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