授業内容以外にも、四季折々の風物、テレビや新聞で取り上げられた出来事など、理科への関心を高めるようなタイムリーな話題を取り上げる。避難訓練のある時期には地震について解説したり、国語の教材に出てきた動物について紹介したりと、学校行事や他教科に関連する話題も提供してきた(図2)。こうしたテーマを扱うことで、保護者の理科への関心を呼び起こしながら、子どもと共通の話題を提供することがねらいだ。まずは目を通してもらうことが大切と考え、読み物としての面白さを優先して書いている。
「『サイエンスニュース!』が、自然な親子のコミュニケーションの糸口になって欲しいと考えています。理科の学力を直接的に向上させるというよりは、長い目で見て、将来につながるような形で科学全般への興味を高められれば、と思っています」
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