齊藤先生からのアドバイス |
「活用」を含む授業づくりのヒント |
既習事項との関係を明確にする
◎これまでに学習したことを基にして発展的に学ぶプロセスを大切にしてください。既習内容の確認にもなり、基礎・基本の習得を深めることにもつながります。 |
指導内容を丁寧に分析する
◎指導の系統、指導内容を基に身に付ける力(特に数学的な考え方)などを明確にすることが不可欠です。指導案に「単元の系統」という項目を設けるなど、指導案作りの段階から意識しておくと良いでしょう。 |
活用の対象と方法を子どもが確認出来る板書を心掛ける
◎板書には、「思考対象」「思考過程」「思考結果」を可視化するための工夫が大切です。例えば、子どもの名前を添えて、子どもの思考過程とその結果を丁寧に記述すると、子どもの理解の助けとなります。 |
教科書で教える指導を心掛ける
◎教科書「を」教える指導から、教科書「で」教える指導への転換が必要です。「ねらい」に合った授業を展開するために、教科書の課題などを基に少しアレンジをしながら、活用の文脈を描くことが求められます。 |