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学力向上への総合的な取り組み


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学力向上への総合的な取り組み
 御所南小学校は,平成7年に統合により開校して,今年9年目を迎えた学校である。子どもたちの数が減ったことをきっかけに,地域の方がよりよい教育を求めて,5校統合という画期的な統合に踏みきられた。統合したことにより,児童数は逆に増加し始め,現在では児童数が700人を超えている。
 新しい施設をつくるにあたって,オープンな形の施設づくりが進められた。教室には扉がなく,学年共有のオープンスペースがあり,学年全体での活動をしやすくなっている。プールや体育館は,外部の階段を使っても出入りできるようになっており,地域開放型の施設となっている。
 平成9年度から11年度までは,文部省指定の研究開発学校として,カリキュラムの開発に取り組んできた。カリキュラム開発の柱となったのが,総合的な学習である。以後,12年度から13年度まで,研究開発の継続指定となった。また,平成13年度には生活科の全国大会,平成14年度には社会科の全国大会の会場校となった。
 平成14年度から3年間の予定で,文部科学省指定「新しいタイプの学校運営の在り方に関する実践研究」を受け,いわゆるコミュニティ・スクールの在り方を探っている。
 ここでは,その間の学力向上への総合的な取り組みについて報告したい。学力向上は,一人の教員の力だけでできるものではなく,1年だけでできるものでもない。一人の教員の力を,すべての教員に,そして地域・保護者とも連携して,継続的に行える体制をつくっていくことが必要であると考えている。
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