桂小学校では開校以来実施している「ふれあい活動」を今も大切にしており、桂小学校の大きな特徴になっているが、そのなかで近年、子どもたちの「コミュニケーション能力」が課題に挙がるようになってきた。2004年度から横浜市の「英語活動推進校」に指定された桂小学校では、この活動をコミュニケーション能力育成の一環として位置づけた。
04年度は、1年生から6年生まで、45分の授業を年間15時間実施したが(3~6年生は「総合的な学習の時間」のなかで実施)、05年度は21時間に拡大した。
桂小学校では、英語活動の研究を始めるに当たって、地域や保護者に向けた広報紙で、桂小学校の英語活動を支援してくれるボランティア、「サポーター」を募集した。すると、12人の保護者が「学校の役に立ちたい」と応募してくれた。多くが英米からの帰国者で、なかには英語教員の免許を持つ人もいた。現在、桂小学校では、その12人のサポーターが各学年に2人ずつ配置され、さらに市から派遣されるAETも加わって、必ず2人以上の指導者によって英語活動の授業が実施されている。
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