ベネッセ教育総合研究所
武生第六中学校
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2年生理科「電流のはたらき」での活用例
(14時間配当の4時間目)
学習内容
 電球の明るさは電力の大きさと関係があることを、デジタル教材を使って計算から導き出すことが目標。直列回路、並列回路での電球の明るさの違いを予想し、明るさの違いが何によるものかを考え、デジタル教材を使って発表する。さらに、デジタル教材を利用して、電力を計算で求める。

使用したもの
直列回路、並列回路の実験装置、「スクールイントラパック3」
写真 「100Wと40Wの電球を直列でつないで100Vの電圧をかけたらどっちが明るいでしょう?」。金鑄先生の問いかけに生徒たちは「40W」「100W」「どちらも」の3つから選んで解答を入力する
写真 圧倒的多数が選んだのは「100W」。「じゃあ、論より証拠、見てみましょう」の声とともに実験装置の登場。実際に点灯すると「えー!」と声が上がる。40Wのほうが明るい
写真 「なぜ40Wのほうが明るいのかをみんなに考えてもらいます」「スクールイントラパック3」で理由を各自書き込んでいく
写真 前方スクリーンで全員の意見の一覧を見ながら、金鑄先生が1つひとつ紹介していく。いろいろな意見に生徒たちは真剣に見入っている
写真 明るさが違うということは電力が違うらしい。今度は実際にそれぞれに流れる電流を計算してみる
写真 計算で間違ったところや途中でヒントを見たところは「上書き」せずに、新しいシートに書き直す。そのため、あとで見直すと、どこでつまずいたかがすぐにわかる
実践の工夫(1)
生徒の解答結果を一覧表やグラフなどで視覚的に示す

 前の授業の復習問題や、どちらの電球が明るいかなどをパソコンで入力したら、すぐにその結果を前方のスクリーンで示す。書き込んだ理由を全員分一覧表で示すので、他の人の答えを見ることで、新たな気づきが生まれる。
 子どもたちは発表するのが苦手なんですよね。自信がなくて失敗するのがいやだから。こういうかたちで書き込んだものを一覧にすれば、人の意見を見ることもできるし、自分の意見もちゃんと人に見てもらえる(金鑄先生)


実践の工夫(2)
わからないときはヒントを参考にできる

 計算問題を解くときわからないところがあったら「Teacher's Voice」のコーナーをクリックすれば、ヒントと答えが確認できる。ただし、ヒントを見る前にできたところまでの状態でシートをいったん登録しなければならないので、どこでヒントを見にいったのか履歴が残る。
 基本的に計算問題なので自分で問題を解決していくものにしたかったんです。子どもたちは、問題が与えられると答えがほしいんです。ヒントや答えを自分で見て、間違ったら自分で直すというかたちにして、どんどん自分で進められるようなものにしたのです。自分自身でも間違った結果を振り返ることができます(金鑄先生)


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