ベネッセ教育総合研究所
特集 学びに向かう集団づくり
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他校の生徒との交流や社会的活動の場面を増やす
 異なる集団との交流も、集団を活性化させていくうえで有効だ。
  学習集団は、一度形成されると関係が固定化されがちだが、関市立洞戸中学校(岐阜県)では、隣接する中学校との合唱交流会の共催や、養護学校の生徒との交流会、また修学旅行のときには九州の中学生との交流の機会を設けることで、固定化した人間関係に揺さぶりをかけている。さらに「総合的な学習の時間」を活用して、地元の名水をより多くの人に周知させるという活動にも取り組ませている。外部からの刺激により、「それまで目立たなかった生徒がリーダーシップをとって活動するようになり、集団のなかの人間関係を変えていく」といった変化をもたらすこともあるようだ。集団が外部からの刺激を受けることで、個人が成長し、さらに、個人が集団に刺激を与えるといったことが可能になるのだ(05年1月号に掲載)。


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