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毎週月曜日に研究授業と全体研修会 |
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また「指導方法の改善と教材開発」だが、この取り組みにおいて大きな力を発揮しているのが、毎週月曜日の5限、6限を使って行われる研究授業と全体研修会だ。
上中中学校の場合、月曜日は4限までで授業は終わりで、5限以降は研究授業の対象クラスを除いて放課にしている。それにより、すべての先生が5限の研究授業と6限の全体研修会に参加できる態勢をとっている。研究授業は、5教科、道徳・学活を年間通じて実施している。そして授業後の全体研修会で、研究授業についての意見交換を教科を超えて交し合うというものだ。
「教科の指導目標に沿った授業を行っていたか。上位層あるいは中下位層の生徒の学習意欲を伸ばす授業展開や教材開発ができていたかといったことを、遠慮することなく本音でぶつけあっていきます。この研究授業と全体研修会があるから、各教科とも指導方法の改善や教材開発について、手を抜くことができなくなっていますね」(桧鼻先生)
個々の生徒の学力の向上では、各教科で単元評価テストをはじめ、実力テストなどを集計・分析し、生徒に現段階で不足している部分を明らかにし、それに基づいて指導目標を再度、設定している。各教科で工夫を繰り返し、それぞれの形をつくり上げているという。 |
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