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保護者や地域と一体化し「自ら学ぶ生徒」を育てる
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授業改善の取り組みに並行し、中川中学校の強みである地域や保護者との連携の強化も図る。
「生きる力をはじめ、生徒の意欲の高さは地域社会との関係に根差すところが大きい。それを更に引き出すためにも、生徒が高齢者宅を訪れる『ふれあい訪問』、保育園での実習、そのほか地域行事への参加の機会も充実させています」(岡宗先生)
保護者への情報発信にも積極的だ。面談や保護者会で家庭学習の重要性などを呼びかけるほか、学年通信や学級通信も頻繁に発行する(図2)。学級によっては、板書や宿題をデジタルカメラで撮影して掲載し、具体的な授業内容を伝えたり、自由記述欄を設けて保護者の声を集めたりしている。
菅校長は、地域や保護者と一体化した教育によって、「自ら学ぶ生徒」を育てることを最大の教育目標に掲げる。
「授業がわかる喜びを通じ、学習意欲を引き出す。そして、自ら家庭学習に取り組む主体性を育んでいく。そのためには、教師は最終的に授業で勝負しなければなりません。それが『学校力』の向上につながると考えます」 |
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▼図2 学級通信
学級だよりには、授業や行事の写真、授業で取り上げた問題などを掲載。更に、保護者が意見を書いて、担任に返信できる通信欄もある
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