同時に、授業理解度について尋ねた図3についても確認しておきたい。調査開始時と比べると、どの教科もおおむね改善傾向にあり、特に01年度と比べると、数学では4ポイント、理科では5.8ポイントの伸びとなっている。
背景としては、少人数制の授業が普及したことで、これまで授業についてこれなかった層も授業を理解できるようになったことや、02年度新教育課程で教科の内容が削減されたことが考えられる。しかし、数学と同じく、少人数授業が普及したはずの英語ではスコアの改善は芳しくない。また、国語、社会についても若干のスコアの低下が見られる。この面では指導法に一考の余地がありそうだ。
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