学びが深まるIT活用 教科指導でのIT活用

VIEW21[中学版] ともに語る、考える。ベネッセの教育情報誌
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実録e授業
各種ソフトの操作スキルと共に、情報モラルを学ぶ 活用時間 :技術家庭 対象学年:2年生

【学習内容】
ワープロ、表計算、写真加工の各ソフトウエアで設定された2つの課題に、各自で取り組む。インターネット上の情報を利用する場面も多いため、必要に応じて著作権についても説明する

使用したツール
ワープロソフト、表計算ソフト、写真加工ソフト+マニュアル
広く一般に使用されているソフトを利用

年間計画(概略)

図
3年間を通じた系統的なカリキュラムで、情報モラルに比重を置いているのが特徴。特に3年生のプレゼンテーション学習では、インターネットからの情報を利用することが多くなるため、発表テーマの確定後、著作権に焦点を絞って指導する。その際、ベネッセコーポレーションの「情報モラルNavi(注1)」を使用する
注1:問題点や解決法を子どもたち自身に考えさせ、情報モラルを身につけさせる学習ソフト。調べ学習など、インターネット利用に伴う具体的な事例を豊富に収録している。理解度確認のためのクイズもある
写真
「情報モラルNavi」を使った例
書店などで、携帯電話の写真機能で本や雑誌のページを撮影することにも、問題があることを理解させる。中学生でも動画なので集中して見ている

課題作成

1つの課題を終えたら、次の課題に着手する。マニュアルがあるので、各自のペースでどんどん進むことができる

 

【表計算ソフト】
 私の成績ランキング表
 私の家計簿
【ワープロソフト】
 焼き肉大会の告知
 アンケート結果のまとめ
【写真加工ソフト】
 クリスマスカード・年賀状
 証拠写真 (自分の写真と風景写真を合成)

写真

課題用マニュアル

それぞれの課題には、以下のようなマニュアルが用意されている。画像中心なので操作手順のイメージをつかみやすいため、各自で作業を進められる。家庭にパソコンがない場合でも、家庭学習に役立てることができる
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著作権についての指導

今回の課題のうち「証拠写真」に使用する風景写真は、教師がインターネット上の著作権フリー素材を集めて利用している。こういった素材を使用する際、知っておくべき著作権の意味について説明があった

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