学びが深まるIT活用 教師の教科指導のアイデアをITサポーターとの連携で実現
VIEW21[中学版] ともに語る、考える。ベネッセの教育情報誌
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【教育委員会Voice】

ITの視覚的な教材としての活用に期待

和気町教育委員会
教育総務課課長補佐 小林 健
教育総務課主査    西本幸司

  2006年3月、2つの町が合併して現在の和気町が誕生した。現在は、「豊かな心の育成」「確かな学力の育成」「教職員の資質・能力の向上」などの6つの柱を掲げ、ふるさと教員の派遣や、『私たちの和気町』という副読本の制作など、学校を支援する施策を行う。「確かな学力の育成」のための方策の一つが教育現場へのITの導入だ。
  町内の2つの中学校と7つの小学校では、合併以前からLANなどのインフラ整備を進めていた。その理由を小林健課長補佐は「視覚的な教材提示に優れているという点で、子どもの興味を引き付ける道具として有効だから」と語る。
  インフラ整備と共に、ITサポーターの派遣も始めた。
  「ITは確かに有効ですが、パソコン教室を使用する場合の準備が教師の負担になるのも事実。いざというときの対処も含めて、ITサポーターがいてくれたことで助かったという声を学校現場から聞いています」(西本幸司主査)
  課題は教室でも自由にコンピュータを使える環境を整えることだというが、IT導入は着実に進んでいる。

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