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サポーターとの連携で教科学習にも積極的にICTを活用 |
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綾南中学校では、教科学習の中でもICTの活用が増えている。理科では、音の高さと振動数の学習でパソコンを活用した。
「超音波を発生することのできるフリーソフトがあります。それを使って徐々に音の周波数を上げていき、どこまで聴き取れるかを体感させました」(松尾先生)
美術では、プレゼンテーション用ソフトを使って絵画作品を鑑賞した。関連する作品との比較や説明文、「どんな作品の影響を受けているか」というような発問も、同じ画面に表示することができる。一部分を拡大することも自在だ。
「操作方法を覚えれば、従来の美術鑑賞で使われていたスライドよりも簡単に進められます」(長尾信一教頭)
このほか、英語や社会でも、インターネットを使って海外事情について調べている。
教科へのICT活用は、各教科を担当する教師に任せられているが、概ね意欲は高い。一人ひとりに1台のノートパソコンが支給されたことでパソコンの便利さを実感し、「それなら授業でも使おう」という流れが自然に生まれたという。
ただ、教科学習での活用が増えると、パソコン教室の準備、生徒がつくったデータの整理など、それに合わせて作業も増える。こうした教師の負担を解消するために、同校はICTサポーターの支援を適宜取り入れている。
「パソコン教室の授業では、生徒から操作方法についての質問が次々と出てきます。教師1人では対処できないことも多いので、ICTサポーターに支援してもらっています」(渡邊先生)
「ICTサポーターは、町内の小学校も支援しています。中学校入学段階の生徒のスキルを把握した上で、いろいろな提案をしてくれます」(松尾先生)
ICTサポーターが技術面の支援だけでなく、授業の補助、小中間の橋渡し役として機能することも、同校のICT活用促進の背景にあるようだ。 |
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