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公立中か私立中かに迷う家庭への情報発信
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名古屋市は中学校の学校選択制を導入していないが、城山中学校の校区の小学校からは、毎年、私立中学校へ進学する卒業生もいる。そこで同校は、04年度から小6生向けに開いていた学校説明会の対象を小4以上に広げると共に、『城中NAVI』を抜粋して小学生の保護者向けガイドブックを作成し、配付した。
「意識の高い保護者は、子どもが幼いときから中学校を私立と公立のどちらかにするかで悩んでいるでしょう。小4の段階で本校の教育内容を知ってもらうことは、非常に重要です」(永井教頭)
既に08年度版『城中NAVI』の編集作業は始まっている。今年はPTAと教職員の会議に一般の保護者の参加も呼びかけた。すると、今年4月に転入したばかりの保護者が「もらったときにすごく参考になったから」と会議に参加したという。3年間に渡って築き上げてきた保護者との関係は着実に深まっているといえるだろう。
「『城中NAVI』の最大の成果は、保護者の方々とコミュニケーションを図る共通の土台ができたことだと思います。以前は、『~がわからない』『~はどうなっているのか』といった漠然とした問い合わせもあったそうですが、最近は『城中NAVI』の内容を踏まえて、問題点を絞った上での質問が大半です。また、『城中NAVI』に目を通した上で、『もっと細かいことが知りたい』と、突っ込んだ質問が寄せられるようにもなってきました。保護者のニーズを捉えながら、今後も内容を充実させていきたいと考えています」(永井教頭) |
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