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【教育委員会Voice】
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通信環境の格差は改善
セキュリティ・ポリシーや情報モラルの向上が必要
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宇陀市教育委員会
学校教育課
テリー・ポール主任 |
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宇陀市は2006年1月に、大宇陀町、菟田野(うたの)町、榛原町、室生村が合併してできた新しい市だ。
「旧自治体ごとの方針に従って小・中学校のICT環境が整備されてきたため、新市発足当時は学校ごとにICT環境が異なっていました。しかし、06年度末の『地域イントラネット整備事業』で、全小・中学校を光ファイバーケーブルで市の教育用サーバーに接続。学校間の交流に役立つよう、高速イントラネットを利用したテレビ会議システムを各校に設置したことが大きな特徴です」(学校教育課 テリー・ポール主任)
通信速度に関する地域間格差は解消されたが、教職員用のパソコンの保有台数の差は課題として残る。また、セキュリティ・ポリシー等に関する統一した要綱や運用マニュアルも今後は定める必要がある。現在、各校の情報担当教諭による部会の立ち上げを進め、議論していく予定だ。
「今後は、情報モラルに関する意識向上のほか、ソフトウェア操作能力の向上に取り組んでいきます。厳しい財政状況ですが、順次整備を進めていきたいと考えています」 |
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