同じICTメディアとはいえ、パソコンと携帯電話とでは、使い方も意識も異なる。特に「個人で使うもの」として、新しい機能が次々に付加されている携帯電話については、学校が使い方を一律に決めたり、所持を禁止したりするのは難しいだろう。
だからこそ重視したいのが、子どもへの情報モラル教育と合わせて、家庭での話し合いを促すことである。使用時のマナー、使い過ぎや依存、有害情報に接触するリスクなど、子どもの成長に合わせて家庭で使い方のルールを決めたり、使用ルールについて話し合ったりするよう、きちんと情報を発信していくことが求められるのではないだろうか。
朝永昌孝(ベネッセ教育研究開発センター)
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