同校は06年度から2年間、文部科学省の「コミュニティ・スクール推進事業」の指定を受け、同区が推進する「都市型コミュニティの構築」と一体となった研究を続けてきた。08年度から2年間は区の「地域協働学校」の指定を受け、地域の人材活用などを通して地域ぐるみで子どもを育てていく取り組みだ。部活動もこの一環として、社会体育と連携しながら進めていく。
「部活動を生涯学習の一環として位置づけたいと考えています。普段は地域の人々と交流しながら練習し、大会やコンクールなど成果を披露する場合は、学校の代表として参加する。技術を更に磨きたい生徒は、外部クラブにも所属すればよいのです。実際、本校の野球部やサッカー部の生徒は、地域の野球クラブや少年サッカークラブにも入っています。吹奏楽部は地域の管弦楽団と一緒に練習しています(写真)。世代の異なる人々とつながり、それが町づくりやコミュニティづくりへと広がっていくと考えています」(谷合校長) |