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マンネリ化を打破するため毎年ひと工夫を加える
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「本校の校歌は斉唱ですから、毎年同じではマンネリ化してしまいます。それをどう打破するかが課題です。教師がただ『歌え』と言うだけでは続かないでしょう。校歌のすばらしさを具体的にいろいろな角度から生徒たちに投げかけなければなりません」(増田先生)
そうした問題意識から、翌07年度は、歌詞に焦点を当てた取り組みを進めた。歌詞の言葉が何を意味するのか、どんなメッセージが込められているのかを生徒集会などで生徒に考えさせた。その結果、自分なりに歌詞をかみ締め、大きな声で歌うという意識が高まっていった。
3回目となる08年度は、同校の創立50周年にあたる。同窓会基金を活用して専門家に校歌の吹奏楽版を依頼。当日は吹奏楽部の演奏が新たに加わり、名実共に1000人の大合唱となる。
今、毎週月曜日の朝、全学級で一斉に校歌を歌っている。もちろん職員会でも。校歌で心を一つにする試みは、確実に根付いてきている。
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写真 授業参観日には、生徒と保護者、教師が体育館に一堂に会して、「校歌を歌う会」を行っている |
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