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資料
行事や生徒についての関連データ
図1 新学習指導要領における特別活動(注)の位置付け
注 中学校では、学級活動、生徒会活動、学校行事の3つの内容で構成
「改善の基本方針」(抜粋)
望ましい集団活動や体験的な活動を通して、豊かな学校生活を築くとともに、公共の精神を養い、社会性の育成を図るという特別活動の特質を踏まえ、
特によりよい人間関係を築く力、社会に参画する態度や自治的能力の育成を重視する
。
自分に自信がもてず、人間関係に不安を感じていたり、好ましい人間関係を築けず社会性の育成が不十分であったりする状況が見られたりすることから、それらにかかわる力を実践を通して高めるための
体験活動や生活を改善する話合い活動、多様な異年齢の子どもたちからなる集団による活動を一層重視する
。
「改善の具体的事項」
(中学校)
(ウ)学校行事については、
集団への所属感や連帯意識を深めつつ、学校や社会の中での様々な人とのかかわり、生きること働くことの尊さを実感する機会をもつことが重要
である。また、本物の文化に触れ、文化の継承に寄与する視点をもつことが必要である。これらのことを踏まえ、職場体験、奉仕体験、文化的な体験などの体験活動を重視する観点から、学校行事の内容について改善を図る。
出典/中央教育審議会「幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善について」(答申)より引用
※太字強調は編集部による
図2 教師が感じる生徒の変化
「数年前と比べて生徒はどう変わってきていると思うか」という質問に対し、2002年よりも07年の方が、「リーダーシップのとれる生徒」、「自己表現力の高い生徒」、「やる気や自信を持っている生徒」は減っていると感じる教師の割合が増えている。このような生徒の育成に、学校行事が果たす役割は大きいと考えられる。
※出典/ベネッセ教育研究開発センター「
第4回学習指導基本調査報告書
」
図3 中学生の友だちとの関係
4割以上の生徒が、仲間はずれにされないよう話を合わせるなど、緊張感を持って過ごしている様子がうかがえる。一方で、年齢や性別の違う人と話をするのは楽しいとも感じている。行事が異年齢の交流を生んだり、友だち関係を広げるきっかけになったりすれば、 生徒の人間関係はより豊かになるのではないだろうか。
※出典/ベネッセ教育研究開発センター「
第1回子ども生活実態基本調査報告書
」
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