記念特集 中学校教育のこれまでとこれから
VIEW21[中学版] ともに語る、考える。ベネッセの教育情報誌
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竹富町立波照間中学校

校長 友利 宏

Tomori Hiroshi

 本校の生徒は、卒業と同時に親元を離れることになります。ですから、1人暮らしや寮生活について高校生の先輩から話を聞いたり、銀行口座をつくって家計を管理する力を身に付けたりして独立に備えなければなりません。これらの教育は離島ならではであり、生徒にとってはまさに「生きる力」を培うものです。
 生徒たちは幼いころから兄弟・姉妹のように育ってきていますから、1年生から3年生までとても仲良しです。しかし、その分、自分と違う考えの人や自分と合わない人と向き合うことが稀です。自分の考えを主張しながら、異なる考えも受け入れていく体験をさせることも、15歳での独立に向けて、学校がなすべき大切な教育だと思っています。


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