いったんつまずくと取り返しにくく、差がつきやすい数学と英語は、1年生で少人数制授業を行っている。数学は週4コマ、英語は週3コマの全授業について、1クラスを単純に2分割して実施する。1年生は7学級あるため、数学は56コマ分(4コマ×7クラス×2)、英語は42コマ分(3コマ×7クラス×2)となる。これを、それぞれ2人の教師を中心に他の教師が加わって受け持つ。
数学を担当する畔上兼一先生は、「生徒には、学校生活全般を意欲的に過ごして欲しいと思っています。そのために部活動などは有効ですが、部活動のためだけに学校に来るのではなく、もっと大切な教科学習に対する意欲を持たせたい。よりこまやかな指導が出来、生徒に『分かった』『もっと頑張りたい』と思わせることが出来る少人数制は、とても有効です。そうした生徒の反応を見て、私自身が教える楽しさを実感し、意欲のもとにもなっています」と語る。
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