09年度は、新たな試みとして「事前研究会」を行った。研究授業の1週間前に授業者が作った指導案を検討し、より良い指導案にするというもの。1回目は1年生の道徳の授業で、教頭と学年団、山形県教育センターの指導主事が参加。指導案を模造紙に拡大し、気になる個所に付せんを張りながら検討した(図2)。
「他教科に意見を言うことに慣れたためか、初めての事前研究会にもかかわらず、教師の発問のタイミングや内容の吟味など、皆、率直に指摘していました。指導案作成の過程を知っているからこそ当事者意識を持って事後研究に臨めるのも良い点でした」(高橋教頭)
今後は、事前研究会を行う研究授業を増やし、事前研究会→授業→事後研究会のサイクルを作るのが課題だ。
また、校内研究授業会の案内は、市内の全中学校と校区の小学校2校にも送付。他校の教師の参観も受け入れ、さまざまな意見を聞く機会としている。
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