VIEW21 2000.10  指導変革の軌跡 愛知県立一宮西高校

愛知県立一宮西高校

個別進路指導
学年団と進路指導部の連携指導で
生徒と保護者の自覚を促す

愛知県立一宮西高校
愛知県北西に位置する一宮市の閑静な住宅街にある共学校。生徒のほぼ全員が進学希望だが、「文武両道」をモットーに部活動、学校行事にも力を入れる。文化祭と体育祭を合同で行う「西高祭」は3日間行われ、弁論大会や応援合戦などに生徒一丸となって取り組む。今年度、高校総体東海大会には弓道部、陸上部が、全国高校総合文化祭には箏曲部が出場している。

写真 愛知県立一宮西高校 設立 1964年(昭和39年)
形態 共学/普通科
生徒数(一学年) 約320名
'00年度入試実績 名古屋大43名、愛知教育大24名など、国公立大に186名が合格。私立大は、南山大127名、愛知大88名をはじめ、590名が合格。

一宮西高校……取り組みのポイント

  1. 進路検討委員会がきめ細かくフォロー
    学年団と進路指導主事で進路検討委員会を組織。年間数回の検討会で、生徒一人ひとりの進路、学習状況、フォローの仕方などを、蓄積されたデータを基に検討する。
  2. 生徒の自覚を促す雰囲気作り
    全員参加を目指すセンター試験、日曜日の学校開放など、生徒の受験に対する自覚を促す雰囲気作りを、教師が積極的に仕掛ける。
  3. 客観的な資料で保護者を啓発
    保護者に大学の学部・学科別就職先など客観的な資料を提示し、生徒が目指すべき大学についてコンセンサスを得る。


写真 伊藤和明 写真 山田 裕
愛知県立一宮西高校進路指導主事
伊藤和明
Ito Kazuaki
教職歴18年。本校に赴任して12年目。英語科担当。ここ6年間で5回、3学年のクラス担任を経験。「生徒にはいい意味で刺激を受けることができる大学を選んでほしい」
愛知県立一宮西高校教務部主任
山田 裕
Yamada Yutaka
教職歴28年。本校に赴任して17年目。国語科担当。前進路指導主事としての豊富な経験を活かしたアドバイスは、生徒だけでなく教師からも信頼が厚い。

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